趣 意 書
この度、製薬放射線コンファレンス(Pharmaceutical Radiation Conference:PRC)が、独自の活動を行なう団体として発足する運びとなりました。本会の前身は、平成6年度の放射線取扱主任者年次大会における「草の根ネットワーク」の分科会にて、活動を始めたのが最初であり、以来、放射性同位元素の安全管理及び利用促進について、勉強会、報告会等を毎年主任者部会年次大会等を利用して定期的に行ない、本年で丸5年を迎えます。これも多くの方々のご支援の賜物と感謝しております。 本会の趣旨は、製薬・農薬・試薬などの開発及び研究における放射線・放射性同位元素を用いた技術の活用及び普及を図るとともに、放射線・放射性同位元素の安全管理の確保・資質の向上に資することにあります。このために、会員間あるいは監督官庁との関係等を密にし、各事業所にとって有益な情報を提供しながら、国内外の放射線・放射性同位元素の安全利用に寄与したいと念じております。このような活動に際し、監督官庁の科学技術庁放射線安全課のご理解・ご支援をいただけるところまでこぎつける事ができました。 今後とも、本会の運営が支障なく円滑に執り行われ、その発展を順調なものとするために、格別の御支援、御協力を賜りたく、ここにお願いいたす次第でございます。
代 表 挨 拶
製薬放射線コンファレンス(Pharmaceutical Radiation Conference: PRC)は主に製薬・農薬・食品などの分野における放射線及び放射性同位元素の安全管理と利用促進を2本の柱として、医療・産業への貢献を目的とする活動を続けております。放射線や放射性同位元素はともすればその危険性ばかりがクローズアップされがちですが、医療や科学など国民生活のあらゆる分野になくてはならない存在になっています。 私たちPRCは放射線取扱主任者及び放射線管理者の立場から、安全で信頼される放射線管理体制を構築すると共に、医薬品及び食品分野を中心とした放射線及び放射性同位元素の利用技術普及により、国民生活の一層の向上を目指し努力しております。 本年度からスタートする第四期世話人会ではワーキンググループ等を見直し、製薬放射線研修会を中心に時代に合った魅力ある活動を展開したいと考えております。今後とも皆様の変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
製薬放射線コンファレンスのあゆみ
製薬放射線コンファレンス(Pharmaceutical Radiation Conference;PRC)は、日本アイソトープ協会主任者部会に1994年に発足した「放管草の根ネットワーク 製薬グループ」を前身として、1995年に誕生しました。その後、現在に至るまで安全で合理的な放射線管理と放射線の有効利用の模索について、広報的な役割を担うべく活動を続けています。